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動物との交通事故とその防止策

Jul 25, 2019, 8:04 pm / 佐藤理恵

野生動物の予測不能性は、動物との接触事故の確率を上げます.さらに高速道路や道路の拡張も、そのような事故の大きな要因の一つでしょう.


カナダでは、動物との交通事故は主な関心事の1つになっています.しかし、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか.対動物交通事故を避け、その確率を下げるにはどうすればいいのでしょうか.本記事ではこの問題に対する解決策をご紹介します.

動物との交通事故について知っておくべきこと

運転手として、動物との接触事故に関して知っておくべきことがあります.以下でいくつかご紹介しましょう.
  1. 約80%の野生動物との事故は、シカが関連しています.残りの20%はヘラジカ、コヨーテ、クマやその他の動物が占めています.
  2. 野生動物の活発な時間帯は日没から深夜までです.最も活動的になるのは日の出前後になります.これらの時間帯は、動物との接触事故のリスクが最も高くなります.
  3. シカが頻繁に道路を横切るゾーンがあります.それはしばしば森林地帯と農業地帯の境界です.
  4. シカなどの大きな動物の多くは、単体で道路を横切ることはほとんどありません.野生動物が多い地帯を通る際は、このことをしっかり覚えておき、誤算をしないようにしましょう.
  5. 怪我をしたり怯えている動物は襲ってくることがあります.シカや他の動物に攻撃されないように、車で衝突して動物に怪我をさせても、車から降りて触りにいかないようにしましょう.

動物との交通事故を防止する方法(特に夜間)

  1. 動物注意の標識に気を付ける
動物の多いエリアでは、黄色いひし形の動物注意標識にしっかり注意を向けましょう.野生動物注意に従うことで、動物との接触リスクを下げるか、完全に避けることができるでしょう.対向車がいないときは、ハイビームを使いましょう.これによって、通常より早く野生動物に気づくことができます.
  1. ナイトビジョンシステムを使う
Lanmodo VastナイトビジョンシステムはNIRテクノロジーを使用し、暗闇でもしっかり道路状況や対象を確認することができます.さらに、Lanmodo Vastナイトビジョンシステムは、前方300メートルを1080pのフルカラー映像で映し出します.動物を遠方で見つけたら、即座に対応することができます.
  1. 事前に事故を防止することを心がける
これはヘラジカやシカが多く生息する地域で特に大切なことです.野生動物が多いエリアではスピードの出しすぎに気を付けましょう.スピードを出しすぎると、路上の物体を避けることができなくなり、動物との接触事故と、その結果大きな怪我に繋がる可能性があります.

動物が目の前に現れたときの対処法

目の前に動物が現れたときこそ、動物との接触事故の課題に直面するときです.この時点で、運転手はリスクを減らすために、できるだけ早く判断と行動をしなければなりません.素早く対応策を考えることで、動物との衝突事故のリスクを下げることに繋がります.以下のポイントが、目の前に動物がいたときにするべきことです.
  1. 動物を道路から離れさせるために、クラクションを鳴らしましょう.この警告で、動物の命と車へのダメージを防ぐことができるかもしれません.クラクションは、動物の動きを止めるか、道路から逃げ出させることができます.
  2. 素早くしっかりとブレーキを踏み、特定の角度から動物にぶつかるようにコントロールしましょう.
  3. 衝突した動物がフロントガラスに飛んでくるのを防ぐために、衝突の前にブレーキから足を離しましょう.
  4. 動物が来る方向に車を向けましょう.
  5. できるだけ衝突を小さくし、正面衝突を避けましょう.

対動物事故は保険で補償されるのか

野生動物との衝突事故が起きたとき、問題はその損害の費用を誰が払うのかでしょう.この事故は運転手の過失でも、動物のせいでもないため、保険会社が修理費を支払うことになるでしょう.

通常の自賠責保険は、車両同士の衝突を保証しますが、車両と動物は保証されません.動物と衝突したとき、その車両修理費は包括車両保険が補償するでしょう.包括車両補償は、衝突以外の車両保険(OTC)としても知られ、盗難、破壊行為、火災、水害、動物や倒木による損傷を補償します.




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